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カテゴリー:鍵の種類・特徴

ディンプルキーの仕組み・種類とは

目次

防犯性能が優れているとして近年人気が高まっているのが「ディンプルキー」です。 ディンプルキーとは何かについて、仕組みもあわせてご紹介します。

ディンプルキーとは

ディンプルキー

ディンプルキーは正確には「ディンプルシリンダー錠」と呼ばれるもので、錠前のシリンダーの種類のひとつです。

鍵の構造は、おおまかに分類すると「ピンシリンダー錠タイプ」か「ディスクシリンダー錠タイプ」のどちらかに分類されます。 ディンプルキーは、ピンシリンダー錠タイプに属する鍵です。

ディンプル(dimple)とは、英語で「くぼみ」を意味する言葉です。

ディンプルキーは一般的な鍵のように、側面にギザギザが付いていません。

このギザギザ部分の役割を果たすのは、ボコボコとしたくぼみです。 この特徴から、ディンプル(くぼみ)キーと呼ぶようになったのです。

ディンプルキーは、ギザギザがないため服に引っかかったり肌を傷つけたりすることがありません。 またディンプルキーの場合、裏表がないリバーシブルタイプが主流です。 裏表や上下を確認しなくても、サッと開錠できるのは嬉しい点ですね。

ディンプルキーの特長は、使いやすさだけではありません。 ピッキングがほぼ不可能と言われるほど、並外れた防犯性能を持っているのです。 続く部分では、そんなディンプルキーの仕組みについて説明します。

ディンプルキーの仕組み

ディンプルキー

従来の一般的な鍵は、シリンダー内部のピンは上下または左右のみに設置されていました。

しかしディンプルキーの場合、シリンダー内部には上下左右斜めと、四方八方にピンが配置されているのです。

ピンの本数が多ければ多いほど、ピッキングや鍵の複製が極めて困難になります。 そして多数のピン配置により、100億通り以上のディンプルキーを製作することができるとされています。

本職の鍵屋さんであっても、ディンプルキーのピッキングはできないと言う場合がほとんどです。防犯性能の高さは本物ですね。

しかし、耐ピッキング性はさておき、合い鍵を作らなければならなくなった時には、ディンプルキーの場合余分な一苦労が必要となるでしょう。

日本国内でのディンプルキーのシェアは3割程度と、まだ半分以下です。 そしてディンプルキーの合い鍵を作るためには、専用の機械が必要になってきます。 それなりに高額な機械のため、鍵屋さんであっても店に置いていないという場合は少なくないのです。

また機械があったとしても、くぼみ一つ一つのサイズ・深さ・形状を精巧に再現することは困難です。 どこか一部分でも、0コンマ1でもサイズが狂ってしまえば、使い物になりません。

もし合い鍵が必要になったら、鍵屋さんに来店する前にホームページや電話で「ディンプルキーの合い鍵を作ることができるか?」を確認しておきましょう。

また、メーカーによっては保証書を持参しないと合い鍵を作れないようにしているところもありますので、要注意です。

ディンプルキーの価格はどうなると高い?

電卓

一口にディンプルキーと言っても、価格はメーカーごとに差があります。

価格は、防犯性能の高さや耐久性、材質などによって上下すると言えるでしょう。 一概には言えませんが傾向として、高額な製品であればあるほど、シリンダー内のピンの本数が多く複雑なため、より防犯性能が高いものとなっているようです。

さらに、使用している材質の耐久性や、使い勝手の良さなど、長く使ううえで重要になってくるポイントによっても値段が異なります。

鍵は長く使うものですし、家族を守るものです。少々高額であっても、性能の良いものを選びましょう。

ではここで、有名メーカーの開発した高品質なディンプルキーの一例をご紹介しましょう。

美和ロック「MIWA PR」

大手鍵メーカー・美和ロックの開発した「MIWA PR」シリンダーは、新築住宅などでも採用されている優秀なディンプルキーです。

耐ピッキング性能(ピッキングをして開錠できるまでの時間)は10分以上、耐鍵穴壊し性能(鍵穴を壊すまでにかかる時間)も10分以上と、優れた防犯性および堅牢な耐破壊性能が特長です。

ちなみに空き巣や泥棒は、ピッキングに5分以上の時間をかけることはまずありません。ですから10分という性能は、極めて高い防犯性能と言えるのです。

キーはリバーシブルタイプで、使い勝手も抜群です。 最初についてくる鍵の本数は3本で、外部の鍵屋さんでの合い鍵の作成は不可となっています。 鍵が3本では足りない場合は、美和ロックに追加で注文することとなります。

KABA「カバスター ネオ」

現在出回っているディンプルキーの中でもトップクラスの性能を誇るのが、KABA社が開発した「カバスターネオ」です。

KABA社独自の「鍵登録制システム」というセキュリティ制度によって、第三者による合い鍵の作成を不可能にしています。 耐ピッキング性能・耐破壊性能共に10分以上と高く、最強の鍵とさえ称されています。

最高峰の防犯性能を求める方に向いているディンプルキーと言えるでしょう。 ちなみに、カバスターネオは鍵を5本も付けてくれます。 一般的なディンプルキーは2、3本が相場なので、家族の人数が多い方にとっても嬉しいポイントですね。

GOAL社「V18」

大手鍵メーカーのGOAL社が開発した「V18」は、日本国内でも比較的普及率の高いディンプルキーです。

ピンの配置は3列18本。120億通りの鍵違い数です。

さらに、鍵を紛失した際や賃貸物件での入居者の入れ替わりの際に、鍵を交換しなくても一定操作を行うことで新しい鍵へ切り替えることができるという革新的なシステム「キーチェンジシステム」を備えています。

これにより、マスターキーがあってもマスターキー側は変更せずに鍵本体のみを切り替えることや、逆に鍵本体は換えずにマスターキーだけを変更することもできます。

高度な防犯性能・耐ピッキング性能および耐鍵穴壊し性能10分以上の耐久性・キーチェンジシステムに加えて、美しく錆びにくい合金「洋白」を使用しているのも、V18のポイントです。

最初についてくる鍵は、3本となっています。

WEST社「WEST917」

WEST社が開発した「WEST917」は、数あるディンプルキーの中でも1/100mなどの極めて緻密な加工を施したものです。

WEST917のシリンダー内部には、水平・垂直 3 方向に 20本のピンを配列しています。 これにより鍵違い数は約2935億通りとなり、並外れた防犯性能を備えています。 メインのキーだけでなく、マスターキー・グランドマスターキー・逆マスターキーなどにも対応可能なディンプルキーです。

もちろん、耐ピッキング性能・耐破壊性能ともに10分以上です。 さらに、キーの抜き差しをスムーズにする「クリックボールシステム」搭載により、ストレスのない使い心地が実現します。

そして鍵穴は、人間工学に基づき使いやすさを考慮して設計されています。 緻密な構造だけでなく、使う人のことを考えて作られたディンプルキーがWEST917なのです。

最初に付いてくる鍵は、3本となっています。

ここでは、おもなメーカーのディンプルキーをご紹介してきましたが、最初についてくる鍵の本数では足らない場合は、メーカーや鍵屋さんへ依頼して合い鍵を作ることと思います。

注意したい点として、ディンプルキーの合い鍵は一般的な鍵と比べて高額となります。

まとめ

住宅

ディンプルキーは、大分類で言うとピンシリンダータイプに属します。 しかしピンシリンダータイプより圧倒的にシリンダー内部の構造が複雑なため、ピッキングや不正開錠はほぼ不可能な防犯性の高い鍵です。 ディンプルキーは値段のバリエーションも多様ですが、往々にして性能に比例して高額になっていきます。

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