カテゴリー:鍵
生活の安全性を守るために欠かせないのが鍵です。
空き巣の侵入・被害対策に防犯性の高い鍵へ交換したいという方もいらっしゃるでしょう。
どのような鍵がオススメなのか、防犯性能にこだわって紹介していきます。
玄関の防犯対策にもおすすめの鍵10選
MIWA PRシリンダー
画像引用:美和ロック公式サイト https://www.miwa-lock.co.jp/
錠前メーカーとして有名なMIWAが製作しているPRシリンダーは、ロータリータンブラー内蔵のディンプルキーとして知られています。
従来のギザギザした形の鍵ではないため、配列の組み合わせは1,000億とおりにも上ると言われています。
内部の構造が複雑なので、ピッキングでの開錠は非常に困難です。
空き巣は「5分かけて開錠できなければ侵入をあきらめる」と言われていますが、このPRシリンダーの場合は耐ピッキング性能10分以上を誇っています。
MIWA製の錠前としては、U9シリンダーがよく知られていますが、PRシリンダーはその流れを汲んだ製品です。
U9では9枚のタンブラーを内蔵していましたが、PRでは11枚採用しており、その分だけ防犯性能がアップしています。
また、その他の高性能シリンダーと比較して、値段が手ごろであること、またリバーシブルキーでストレスが少ないことも利用者に支持されているポイントとなります。
MIWA PRシリンダーは、メーカー以外での合い鍵製作が不可能です。
どれだけ強固な鍵であっても、合鍵を作られて侵入されては元も子もありません。
こうした意味でも、安心できる錠前だと言えるでしょう。
できるだけ低コストで効率よく防犯性能を高めたいという方におすすめの製品です。
玄関ドアの鍵交換 32,000円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
カバスターNEO
画像引用:DORMAKABA公式サイト https://www.dormakaba.com/
KABAというメーカーから発売されている錠前の中でも、特に評価が高いのが「カバスターNEO」です。
ディンプルキーシリンダーで、非常に複雑な構造をしています。
5列最大26ピンを採用しており、理論上の鍵違い数は、2兆2千億通りにも及びます。
斜めや横に組まれたピンやブロックコードの活用により、耐ピッキング性能が非常に高くなっています。
近年では、ピッキングではなく鍵穴を直接破壊して開錠しようとする、荒っぽい手口での犯行も増えてきています。
しかし、カバスターNEOの場合は非常に強固な素材を採用しており、ドリルを用いても簡単に壊すことはできません。
さらにKABAというメーカーは、「オーナー登録制」を採用しています。
錠前を購入した人は、鍵所有者の情報をメーカー側に登録しておきます。
その情報を基に、たとえ家族であってもオーナーに無許可で合鍵を作ることは不可能になっています。
不正コピー対策も、非常にしっかりしていると言えるでしょう。
非常に精密な機器を採用しているので、専用メンテナンスグッズによるお手入れをすると、長く快適に愛用できます。
玄関ドアの鍵交換 42,000円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
GOAL V18
画像引用:GOAL公式サイト https://www.goal-lock.com/
鍵は毎日使うものだからこそ、防犯性能だけではなく使い勝手にもこだわりたいという方も多いことでしょう。
こんなときには、GOAL社製のV18を採用するのがオススメです。
こちらのメーカーの錠前の中でも、非常に人気がある製品で、多くの家庭で採用されています。
ピンシリンダーを採用していますが、不正開錠の手法の一つである「バンピング」への対策がしっかりと施されています。
知らない内に、不正に侵入されてしまうようなリスクを軽減できるので安心です。
もちろんピッキングへの対策も施されており、ピッキング耐性においても「10分以上」という性能を誇っています。
また、ドリル破壊による侵入に強いのも、V18ならではの特徴です。
内部にドリルが入り込まないように工夫されているほか、内部に設置された特別なピンが、破壊を防いでくれます。
V18は近隣のホームセンターや鍵屋などでも、手軽に合鍵をつくれます。
家族全員分の合鍵を用意することも難しくなく、錠前の取り替えにかかる費用も比較的リーズナブルです。
初めて高性能錠前を検討する方にもオススメできます。
玄関ドアの鍵交換 32,000円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
アルファFBロック
画像引用:アルファ公式サイト https://www.kk-alpha.com/
アルファ社が製作するFBロックは、内部にピンシリンダーを採用。
そしてディンプルキータイプの錠前となります。
水平に2方向、斜めに2方向と、4つの方向にピンを配置することで、ピッキングによる開錠を困難にしています。
内部には、さらなるピッキング対策としてアンチピッキングピンも採用。
より強固に、内部を守ることが可能です。
さらにFBロックの特徴としては、内部にフローティングボールを採用していることも挙げられます。
特許出願中の独自の技術で、ピッキング及び鍵の複製を難しくしています。
合鍵を不正に製作されるのを防ぐため、申し込みには付属のカードで本人認識が必要です。
鍵のデザイン性が高いことでも注目を集め、グッドデザイン賞も受賞しています。
鍵の性能はもちろん、見た目にもこだわりたいという人も満足できることでしょう。
玄関ドアの鍵交換 42,000円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
FUKI インターロック
画像引用:FUKI公式サイト https://inaho4169.co.jp/
鍵穴がないのでそもそもピッキングされる心配がありません。
FUKI社のインターロックは暗証番号やカード、スマホなどで開錠ができるキーレスキーです。
リモコン付きモデルでは、電波が届く範囲であれば室内側から遠隔での開錠も可能で、来客が多い場合などに便利です。
また、専用のソフトで入室履歴を記録することができ、会社や店舗の事務所のセキュリティーにも最適となっています。
加工なしで取り付けられるようになっているため、賃貸マンションなどでも原状復帰ができます。
※ドアの状況によっては加工が必要な場合があります。
事務所入り口の鍵交換 130,101円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
FUKI スマートリムロック
画像引用:FUKI公式サイト https://inaho4169.co.jp/
インターロックと同様に、暗証番号もしくはカードやスマホでの開錠が可能です。
サムターンの脱着が可能となっており、「サムターン回し」という侵入の手口の防止に対応しています。
破壊やこじ開け、暗証番号の不正入力を検知すると大音量の警告アラームが鳴り、空き巣を撃退します。
オートロック機能を有効にすればドアが閉じたら自動でロックがかかるので閉め忘れの心配がありません。
ランダムテンキー機能で暗証番号の読み取りも防ぎます。
事務所室内ドアに新規取付け 139,968円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
イナフケア MI-03 α 風神
画像引用:イナフケア公式サイト http://www.ec-p.co.jp/
ボタンを押すとランダムな配置で数字が表示されるので読み取りを防止できます。
付属するタッチキーで開けることもでき、暗証番号を忘れたときに安心です。
オートリロック機能があり開錠したあとしばらくドアを開けなければ再度自動的に施錠します。
大音量のアラームが鳴る、こじ開け、不正入力防止機能がついています。
万が一電池が切れてしまっても外部端子に電池を押し当てて電源の供給が可能となっています。
※電池残量が一定量以下いなると操作時に警告音を鳴らして知らせます。
自宅玄関ドアに新規取付け 119,400円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
イナフケア MI-05 ザ・マスター
画像引用:イナフケア公式サイト http://www.ec-p.co.jp/
MI-03αの機能はそのまま、フェリカタイプのカードで開錠できる機能が追加されています。
フェリカ(FeliCa)とは非接触型ICカードの技術方式のことで、PASUMOやSUICAなどの交通系ICカードやnanaco、WAON、楽天Edyなどのプルペイド型電子マネーのカードに対応しています。
MI-05はスマホには対応していないのですが、上記のICカードをお持ちであれば非接触での開錠機能をお使い頂けます。
自宅玄関ドアに新規取付け 125,280円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
イージスゲート
画像引用:イージスゲート公式サイト https://aegis-gate.com/
乾電池の交換時期になるとタッチパネル上部の電池マークが赤く点滅してお知らせします。
登録できる暗証番号は4桁から12桁で、最大10個まで登録できます。
耐気温性能は-20℃~50℃、防水性能はあらゆる方向からの噴流水による有害な影響がないレベルの日本工業規格IPX5に準拠、そのほか10万回の動作テストや外部からの物理的衝撃試験、電気衝撃試験、静電気試験にクリアしています。
他人と同行して開錠しなければならない場合、暗証番号を見られてしまう可能性がありますが「無限虚数機能」で読み取り防止ができます。任意の虚数を無制限に押してから暗証番号を最後に押すと開錠できます。
フェリカやマイフェア規格のICカードを登録することもできます。
自宅玄関ドアの鍵交換 64,584円
※扉の状況により価格が変動する場合があります。
イージスゲート・プラス
画像引用:イージスゲート公式サイト https://aegis-gate.com/
イージスゲートの基本機能は同様になっていて、扉の上にしっかり取り付けるタイプのため、加工なしでの取り付けはできませんが、防犯性は確実に向上します。
まとめ
今回紹介した鍵以外にも、鍵には様々な種類があります。
高い防犯性能を誇るもの、比較的お値打ちに導入できるものなど、信頼できる業者に相談してみると良いでしょう。
大切な財産を守るためにも、ぜひ高性能かつ最新の鍵への取り替え・交換を検討してみてください。
さらに詳しく知りたい、という方のために、深堀してご紹介いたします。
鍵は家の防犯を考えたときに大切な項目の一つです。
今使っている鍵は本当に安心して使える鍵ですか?
現在は多くの種類の鍵が出回っています。
数ある鍵の中からどのように適切な鍵を見つけることができるかが重要なポイントです。
鍵を選ぶときに最も重視することは、いかに防犯性が高い鍵かということです。
侵入犯は窓や玄関から侵入することがほとんどです。
では窓や玄関からの侵入を防ぐためには、どのような鍵を選べば良いのでしょうか。
漠然と鍵のカタログを読んでみても実際にその鍵が使い勝手が良いか、または本当に信頼できる鍵なのかはなかなか把握できません。
そこで数ある鍵の中から防犯の見地に立って、お勧めの鍵やその費用などをまとめてみました。
侵入窃盗(空き巣)の鍵の壊し方
実際に防犯性の高い鍵についてご紹介していきます。
防犯性の高い鍵というのは具体的には空き巣が壊しにくい鍵のことです。
空き巣の手口の一つにピッキングという方法で、鍵をピックと呼ばれる特殊な工具などで壊して家に侵入する方法があります。
他にもドアなどをドリルで壊して家の内側にあるサムターンを回して家に侵入するサムターン回しという方法もあります。
またドアと扉の間に工具を挟み、無理やり鍵を壊してしまうこじ破りという方法があります。
防犯性の高い鍵はピッキングなどの鍵破りができない鍵のことを言います。
警視庁の調べによると空き巣の被害にあった時の侵入場所としては、窓が最も多くその次に侵入されやすい場所が玄関だというデータがあります。
そこでメインのキーだけでなく、補助キーについても調べてみました。
より防犯性に優れた鍵を手に入れ安全な日常を送れるよう工夫してみましょう。
鍵の交換とは
防犯性の高い鍵に交換する場合、鍵のどの部分を変えれば良いのかを分かっている人は案外と少ないものです。
では鍵の交換とはどこの部分を交換することを言うのでしょう。
中には鍵を交換すると言うことは玄関そのものを変えると思っている人もいます。
鍵の仕組みはなかなか複雑にできているので、初めての人にはわかりにくいことになっています。
そこで鍵の交換について説明したいと思います。
鍵穴部分(シリンダー)だけを交換する
ドアノブと鍵穴が別々にある鍵の場合は、鍵を交換する際にシリンダー部分だけを交換するだけで鍵の交換ができます。
全体を交換する
シリンダーだけでなく取っ手や鍵穴全てを交換しなければならないケースもあります。
全体を交換しなければならないケースとしてはドアノブと鍵穴が一体となっているタイプの鍵です。
装飾錠や引き戸錠と言われている鍵などは鍵穴とドアノブを含めた全体を交換することになります。
以上のように最初に鍵を交換する場合は、どの部分を交換するのかをはっきりさせる必要があります。
防犯性の高い鍵とは?
★耐ピッキング錠
★ディンプルシリンダー錠
★CP錠
耐ピッキング錠とは名前の通りピッキング被害にあいづらい鍵のことを言います。
鍵にはピッキングにどれくらい耐えることができるかという表示があります。
5分未満、5分以上、10分以上などと書かれている鍵のうち、お勧めの鍵は10分以上の表記があるものです。
空き巣をする場合、鍵を壊すのに10分以上時間がかかる鍵は敬遠されると言われているからです。
ディンプルシリンダー錠は比較的安い費用で、防犯性が高いため多くの家庭で使用されています。
構造が複雑でピッキングがしづらい鍵として知られています。
防犯性の高い鍵にはCPマークという表示がついています。
CPマークのCPとはCrime Prevention(防犯)の略です。
これは官民合同会議の防犯性試験に合格した鍵のことを言います。
防犯性に優れている鍵につけられるマークなので、新しい鍵に変えるときにはこのCPマークがついているかを確かめて購入することをお勧めします。
防犯性の低い鍵とは?
鍵は永遠に使えると思っている人も多いようです。
確かに鍵はとても頑丈に作られていますが、鍵にも寿命があるのです。
大抵の鍵の寿命は約10年と言われています。
鍵は少なくとも10年経ったら故障をしていなくても変えることをお勧めします。
古いタイプの鍵は空き巣にとって、簡単に破ることのできる鍵と言えましょう。
防犯性の低い鍵や鍵の付け方には下記のようなものがあります。
★ピンシリンダー錠
★ディスクシリンダー錠
★劣化が激しい鍵
★ワンドア・ワンロック
最も手軽に手に入るピンシリンダー錠はピンが一列に並んでいる単純な作りをしています。
シンプルな作りのためにピッキングの被害にあいやすく、最も防犯性が低い鍵と言われています。
ディスクシリンダー錠もピンシリンダー同様構造が非常にシンプルなため、ピッキングの被害にあいやすい鍵と言えます。
ピンシリンダー錠もディスクシリンダー錠もピッキングにかかる時間は5分以内と短く非常に狙われやすい鍵です。
防犯性を考えた場合、ディスクシリンダー錠とピンシリンダー錠は避けた方が良いでしょう。
長年の使用により激しく劣化している鍵や鍵穴も防犯性の面では気をつけなければいけません。
壊れかけている錠はピッキングの際にすぐに壊されてしまうからです。
ワンドア・ワンロックとは扉に鍵が一つしかついていない状態のことを言います。
防犯のことを考えた場合、鍵は少なくとも一つの扉に二つの鍵をつけることをお勧めします。
一つのドアに二つの鍵をつけることをワンドア・ツーロックと言います。
鍵を二つに増やすことでピッキングがしづらくなり、空き巣に狙われる確率が減ります。
補助錠について
ワンドア・ツーロックにした場合、二つ目の鍵は補助錠と呼ばれています。
補助錠をつけている家は防犯意識が高いと思われ、空き巣に狙われる確率がぐんと下がります。
また補助錠は玄関だけでなく、窓にも使用されています。
空き巣は窓から侵入するケースが多いからです。
主に一戸建て住宅や共同住宅の3階以下では、窓、玄関の順に侵入されているというデータがあります。
以下は防犯性の高い補助錠の選択について説明します。
補助錠の役割
補助錠の役割には下記のようなことが挙げられます。
★防犯
★高齢者の徘徊を防ぐ
★子供の転落を防ぐ
ここでは主に防犯の観点から補助錠の役割をみてみましょう。
一般に空き巣は鍵を壊す時間が10分以上かかる場合は、侵入を諦めると言われています。
補助錠を使用することで、鍵を開ける時間を稼ぎ侵入を諦めされることができるのです。
補助錠の選び方
玄関につける補助錠の選び方
補助錠も一つ目の鍵同様、ピッキングがしにくい鍵を選ぶ必要があります。
ピッキングがしにくい鍵とは複雑な作りになっている鍵のことを言います。
補助錠はドアの外側につけるタイプのものとドアの内側につけるタイプのものがあります。
内側につけるタイプの補助錠の場合、ドアの外からピッキングをしようとしてもピッキングすることができないのでより防犯性が高いと言えるでしょう。
賃貸住宅や賃貸アパートの鍵について
賃貸アパートや賃貸マンションの場合は鍵についての制約があり穴を開けたり傷をつけることはできません。
ですから工具を使う必要のない鍵を選ぶことをお勧めします。
DIYが苦手な人でも簡単に取り付けることができる補助錠も市販されています。
鍵を交換したり追加する際に大切なことは、必ず大家さんや管理事務所に連絡を入れることです。
大家さんや管理事務所に報告する際に、防犯上の不安を感じたという説明をした場合は、交換や追加の取り付けの費用を支払ってもらえる場合もあります。
また賃貸住宅の鍵の交換は、鍵の専門業者に頼むことをお勧めします。
鍵の専門業者な賃貸住宅の鍵の交換について熟知している場合が多いからです。
鍵の交換工事をする際には騒音の問題がありますので、近隣の人には工事をする旨を伝えておくことも必要です。
賃貸住宅や賃貸マンションに向いている鍵をあげてみましょう。
★粘着シートで取り付けることができる鍵
★鍵穴に差し込むだけでロックができるカバータイプ
大家さんや管理事務所に許可を得た場合でも、鍵を追加する際には穴を開けるなどの作業は制約されることが多いです。
上記のように取り付けが簡便で、防犯性の高い補助錠を選ぶことをお勧めします。
窓につける補助錠の選び方
基本的には玄関につける補助錠と同様に、外から侵入しづらい鍵を選びましょう。
窓の補助錠の特徴としては、安価で防犯に対し、効果的な補助錠が多く販売されている点でしょう。
元来窓の鍵はそれほど頑丈にはできていません。
鍵の周辺のガラスを破り、そこから手を伸ばして鍵を開けてしまえば、簡単に鍵が開いてしまう作りになっているからです。
防犯の観点から見ると、これでは鍵の役割を果たしていないようにさえ見えます。
そこで防犯対策として窓用の補助錠を付けることをお勧めします。
窓用の補助錠はホームセンターなどで数百円から売っており、取り付けも接着テープで簡単に付けることができます。
他にも窓の締め金具であるクレセント錠にロックをかけるタイプの補助錠も売られています。
合鍵に注意!
合鍵を作ることは難しいことではありません。
防犯性の強い鍵をつけていても、無断で合鍵を作られてしまった場合は防ぎようがないのです。
合鍵は鍵の番号さえわかれば身元確認などをせずに、簡単に作ってもらうことができるからです。
親戚や以前付き合っていた人などに合鍵を使られ窃盗などの被害を受けるケースもあります。
対策としては簡単に合鍵を作ることができない鍵をつけることをお勧めします。
勝手に合鍵を作ることができない鍵のことを登録制シリンダーと言います。
登録制シリンダーとはメーカーにあらかじめ登録をしておき、登録した人以外の人間が合鍵を作ることができない鍵のことです。
メインキーのお勧め
★ロータリーシリンダー錠
★ディンプルシリンダー錠
★デジタルロック
ロータリーシリンダー錠は回転タンブラーとロッキングバー方式を取り入れており、複雑な構造でピッキング被害にあいにくい錠です。
回転タンブラーというのは一般のピンシリンダーと違いタンブラーが回転することによってよりピッキングがしにくい構造担っている鍵のことです。
ディンプルシリンダー錠はピンの数と複雑な配列によって、ピッキング被害にあいにくい錠です。
種類も豊富で防犯の効果が高いため人気のある鍵です。
デジタルロックとは数字を押すことで開けることができる錠です。
鍵をなくす心配がなく、機種によっては自動開閉ができるものもあります。
キーレスキー
キーレスキーとは従来の鍵を使うことなく、ドアを開閉することができる錠の一種です。
キーレスキーのメリット
キーレスキーとは今までのような鍵と鍵穴でロックするのではなく、リモコンを使い玄関を開閉する方法です。
キーレスキーの場合は鍵穴がカバーで隠れているためピッキングなどの被害にあうことはありません。
鍵がないため、紛失のおそれや勝手に合鍵を作られてしまうなどのリスクを避けることができます。
子供に鍵を持たせるのは不安だという方にもお勧めです。
キーレスキーのデメリット
一見スマートで利便性、防犯性の高いキーレスキーですが、デメリットもあります。
キーレスキーを選んだ場合、最も気をつけなければならないことは電池切れを起こさないことです。
キーレスキーは電池で動いているので、電池が切れてしまうと正常に作動しなくなります。
定期的に電池を交換する習慣をつける必要があります。
キーレスキーの場合オートロック機能がついているものがあり、一定時間を過ぎると自動的に施錠されてしまいます。
うっかり鍵となるカードやスマートフォンを持たずに外に出た場合に、オートロック機能により家から追い出されてしまう可能性があるので、気をつけなければなりません。
また暗証番号忘れにも気をつける必要があります。
他にも心疾患でペースメーカーを使用している家族がいる場合は、ペースメーカーの動きに悪影響を与えることが考えられるので、キーレスキーの使用はお勧めできません。
指紋認証の錠も注意が必要です。
数ヶ月経つと認証が正常にできなくなるなどのクレームが多いからです。
特に指紋認証の鍵を量販店などで購入し、自分で取り替えた場合などはアフターサービスがないため困った事態になることがあります。
なおキーレスキーの解錠の方法としては下記のような方式のものがあります。
★暗証番号錠
★カードキー
★リモコンキー
★生体認証錠
★スマートロック
いずれも侵入されにくい方法ですが、デメリットもありますのでキーレスキーの扱いには十分注意が必要です。
補助錠のお勧め
補助錠としてお勧めな鍵は下記の通りです。
ほとんどメインキーと同じですが、補助キーとして使うこともできます。
★ディンプルキー
★スマートリムロック
★デジタル補助錠
補助錠に適している錠は上記のような錠です。
補助錠は補助という名がついている通りあくまでも二つ目の錠です。
以上にあげた補助錠の中には、ホームセンターで購入し自分で取り付けられるものもあります。
取り付け方としては接着テープなどで貼り付けるだけで設置することができる取り付けが簡単な補助錠も数多く販売されています。
また補助錠はドアの外側につけるものだけでなく、ドアの内部に取り付けるタイプのものもあります。
内側からつける鍵の場合は外から見ただけではわからないので、壊されにくいという特徴があります。
また外側につける補助錠の場合は、見た目で空き巣が敬遠する傾向にあるため防犯に効果があります。
鍵を選ぶときのコツ
★自分にあった鍵を選ぶ
★住環境にあった鍵を選ぶ
★CP錠を選ぶ
従来の鍵だけでなくスマートフォンで開けることができる鍵や、カードをかざすだけで開く鍵など様々な種類の鍵があります。
鍵は長く使用するものですので、防犯性はもちろんのこと自分に向いているもの、気に入ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
また賃貸物件に住んでいる場合は、制約があるため自由に鍵を選べない場合があります。
家に傷をつけないような住環境に合わせた鍵を選ぶことが求められます。
また鍵を選ぶ際にはなるべく防犯性に優れているCPマークがついているCP錠を選ぶことをお勧めします。
鍵の交換の注意点
鍵を交換する際の注意点としては、できれば鍵の専門の業者に頼むことです。
専門の業者は防犯についての知識が豊富で、状況に応じた鍵を選ぶことができるからです。
技術的にも案して任せることができるので、鍵の交換は専門の業者に依頼することがベストでしょう。
ただ、鍵の専門業者は特別な資格や公的な認可などが必要な職業ではないので、中には悪徳業者と言われる業者も存在します。
悪徳業者を避けるためには、急いでいる場合でも最低限口コミなどは調べておくようにしましょう。
鍵の交換費用の相場
鍵の交換費用のおおよそ相場は下記の通りです。
★一般的な鍵
18,000円から23,000円
★ディンプルキー
25,000円から50,000円
★カードキー
25,000円から100,000円
★特殊なキー(指紋認証や暗証番号など)
25,000円から100,000円
カードキーや特殊なキーは商品代に幅があるため、具体的な金額は業者に確認することをお勧めします。
以上の費用は次のような内訳になっています。
★鍵本体の値段
★技術代
業者によって大きく金額が違ってくるのは技術代です。
技術代の内容によって、見積もりに幅が出ます。
また電子キーの中には一般的な鍵よりも耐久性に乏しいものもあるので、メンテナンスの費用が多くかかってしまうケースがあります。
不明な点がある場合は、工事を頼む前にきちんと確認しましょう。
商品代や技術代の他に出張費用が必要になるケースは下記の場合です。
★業者が自分の家から遠いところにある
★深夜や早朝などの時間帯
出張費用の相場としては、家から遠い業者に頼んだ場合で2,000円から5,000円となっています。
深夜および早朝の急な修理となると、さらに金額が上がるケースもあります。
補助キーを追加する場合の費用の相場
新たに補助キーを追加する場合の費用は下記のようになっています。
★一般的な鍵
10,000円から40,000円
★カードキーなどの電子キー
25,000円から80,000円
以上の金額は下記の内容が含まれています。
★鍵本体の値段
★技術代
合鍵について
合鍵の作成はディンプルキーの場合、2,000円から5,000円で作ることができます。
また鍵を紛失してしまった時の開錠費用の相場は10,000円から20,000円となっています。
※弊社では出張サービスになるため、合鍵のみ作製依頼の場合は最低で10,000円からです。
保証について
業者を比較する際に忘れてはいけないのが、保証がついているかどうかです。
保証の内容に関しては下記のような内容をチェックしておきましょう。
★保証期間
★保証内容
保証期間は業者によって違ってきますが、多くは1年または2年となっています。
保証の内容については、ほとんどが保証期間内であれば壊れた鍵を無償で交換および修理してくれます。
見積もりを出してもらう際には、金額だけでなく保証がついているかどうかを調べることがポイントです。
火災保険を利用する
万が一保証期間が過ぎてから鍵を壊してしまった時には、火災保険や家財保険を利用することもできます。
特に火災保険は火事の時だけでなく、鍵などを壊してしまったなど日常生活のトラブルについても保証されていることが多いので、普段から火災保険の内容をチェックしておく必要があります。
自治体による防犯費用の助成金
自治体によっては、防犯性の高い鍵に交換する際の費用の一部を負担してくれるケースがあります。
自分の住んでいる自治体で防犯費用に対して助成金が出るかどうかを確認してみましょう。
助成金の多い自治体では、金額に制限がありますが費用の二分の一の補助をしてくれる場合もあります。
鍵の交換方法について
より防犯性の高い鍵に交換するための交換方法についてご紹介していきます。
自分で交換する場合と業者に依頼する場合とを比較してみました。
鍵を自分で交換する
鍵を自分で交換する場合のメリットは、費用が安く済む事です。
作業はそれほど難しいものではなく、普段DIYをしていない人でも自分で交換することができます。
ではどのような順番で交換すれば良いのでしょうか。
鍵の交換の支度と手順
鍵の交換は下記のような手順で行います。
★鍵のメーカーや型番を調べる
★扉の種類を調べる、または扉の大きさを測る
★条件にあった鍵を購入する
★鍵の交換に必要な道具などを揃える
★鍵を交換する
鍵を交換する際には、なるべく今まで使用していた鍵と同じメーカーのものを選ぶことをお勧めします。
同じメーカー同士で交換すれば、取り外した順序の逆の順序で取り付けができるからです。
今までと違うタイプの鍵を購入する際には、扉の採寸をする必要があります。
具体的に採寸をする個所としては下記のように行います。
★ドアの厚み
★フロントプレート
★ビスピッチ
★バックセット
ドアの厚みを計測する際には、ドアの一番下の部分で測りましょう。
フロントプレートというのは、扉の側面についている鍵の金具のことです。
フロントプレートの採寸をする際には、プレートの横幅を計測します。
ビスピッチというのは、フロントプレートを扉に止めている二つのビスの間隔のことを言います。
ビスピッチを計測する際に気をつけなければいけない点は、上部のビスの中心から、下部のビスの中心までを計測するようにしましょう。
ビスの端から採寸してしまうと、新しく購入したものとずれてしまう可能性がありますので、採寸の際は注意しましょう。
バックセットとはフロントプレートから鍵穴の中心までの長さです。
以上の採寸が終わったら、新しく取り付ける鍵を購入しましょう。
次に鍵を取り付けるための道具を揃える必要があります。
鍵と鍵穴、両方を交換する場合必要な道具はペンチとプラスとマイナスのドライバーです。
交換の手順はまずプラスとマイナスのドライバーで今まで使用していた鍵を外します。
フロントを交換ができたら、鍵穴を固定しているピンをペンチで丁寧に抜きます。
以上のような手順で、鍵穴を外します。
最後に新しい鍵を取り付けます。
新しい鍵の取り付け方は、鍵を購入した際についている取扱説明書の通りに取り付けます。
鍵を購入した際に新しい鍵が古い鍵と同じメーカーの鍵であれば、古い鍵を外した順番通りに取り付けることができるので、作業がスムーズにいきます。
自分で鍵を交換する際に気をつけること
鍵の交換はそれほど難しい作業ではありませんが、下記のようにいくつか注意点があります。
★採寸を間違えない
★鍵を交換する際にビスなどの細かい部品を失くさない
★丁寧に作業をする
防犯性の高い鍵は内部の構造が複雑ですので、無理やり鍵の取り付けをすると鍵が破損してしまうことがあります。
自分で作業をする場合は、なるべく丁寧に扱うことが必要となります。
破損してから業者に頼む場合修理が複雑になってしまうケースもありますので、自分でなおすことは難しいと感じた際には最初から業者に頼むことをお勧めします。
業者に依頼する
業者に任せた方が確実で安心だと思われる人は、自分で作業をせずに専門の業者に交換を依頼しましょう。
業者に依頼する際に気をつけなければならないことを見てみましょう。
業者の選び方
★複数の業者に見積もりを出してもらう
★明朗会計の業者を選ぶ
★できれば近場の業者に頼む
鍵の交換にかかる費用は、業者によって幅があります。
時間に余裕がある場合は、いくつかの業者に見積もりを出してもらいましょう。
見積もりを依頼する際に注意しなければならない点はキャンセル料の有無です。
見積もりは無料と謳っている業者がいますが、断った場合にキャンセル料が発生するケースがあります。
見積もりを頼むときに、キャンセル料が発生するかどうかを確認しましょう。
明朗会計の業者を選ぶことは必須です。
工事が終わった後で、見積もりには載っていない追加料金を請求する業者がいるからです。
費用に関しては追加料金があるかどうかをきちんと確認しましょう。
鍵の修理はほとんどの場合が出張修理にあたるので、出張費用についても事前に確認しておきましょう。
家から近い業者に頼めば、出張費用が安く抑えられる場合があります。
鍵の交換にかかる時間
業者に交換を依頼する際に、交換にはどれくらいの所要時間がかかるのかを質問する人は多いのです。
そしてそのほとんどの人が鍵の交換は時間がかかるものだと思い込んでいます。
では実際には鍵の交換にかかる時間はどれくらいなのでしょうか。
鍵の交換はほとんどが一時間以内に終了します。
最も多い所要時間は20分から30分です。
急ぎの時には
空き巣にあってしまったなど急いで鍵を交換したい場合は、大手の業者に依頼することをお勧めします。
大手の業者は全国展開している会社が多く、いろいろな場所に支店を持っています。
本来なら複数の業者から見積もりをもらってからじっくりと比較して選びたいところですが、至急の場合はすぐに駆けつけてくれる業者に頼みましょう。
まとめ
鍵は家の防犯の要です。
玄関や窓など今使用している鍵が防犯上十分でないと感じた場合は、早めに防犯性の高い鍵に変えることをお勧めします。
鍵を壊す技術は手の込んだものが多く、日々進歩しています。
鍵をより防犯性の高いものに変えることによって、安心できる生活を手に入れましょう。
最近の傾向としては、カードキーなど従来の鍵よりも防犯性に優れた商品が好まれる傾向があります。
また防犯性だけでなく、優れたデザイン性も兼ね備えた錠が増え鍵を選ぶ楽しみもあります。
カードキーなどの特殊な鍵は利便性と防犯性を兼ね備えた鍵と言えるでしょう。
日頃から防犯に対する意識を高めることで、より快適な生活を送ることができるようになります。
是非今使用している鍵について調べ、必要であれば鍵の交換や鍵の追加を検討してみてはいかがでしょう。