最適な金庫の種類と選び方。サイズ・重さ・性能から選ぶ

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カテゴリー:金庫開け

金庫は、防犯対策としてだけではなく、防災対策としても利用されています。目的や用途によってさまざまな種類があるため、いざ購入する必要に迫られると選び方がわからない方もいらっしゃると思います。

そこで、金庫を選ぶ際の基準と、開錠方式によって分けられる種類について解説します。大切な物を守ってくれる金庫ですが、目的や用途によって適している金庫は異なります。最適な金庫を選ぶために、金庫の種類と選び方を学びましょう。

金庫の選び方!まずはサイズ・性能・重さをチェック

サイズ

金庫の選び方でまず重要なのは、保管したい物に応じた「サイズ」です。サイズを選ぶ際には、書類のサイズを目安に考えると大きさがイメージしやすいです。B5で182×257mm、A4で210×297mm、B4で257×364mm、A3で297×420mmなので、幅と奥行きはこういったサイズを基準に考えます。

保管するものの量が増えることや、当初の予定とは違うものを保管することになることも考えられるので、容量には多少の余裕を持って選ぶ人が多いです。また、設置場所に合ったサイズを選ぶことも大切なので、設置場所は事前に決めておきましょう。金庫は防犯上の観点から原則として返品不可であることが多いため、注意が必要です。

性能

次に「性能」を考えます。つまり、保管する物を「何から守りたいのか」という問題です。頑丈さや「何から守ってくれるのか」は、金庫の種類によって変わってきます。金庫の中で最も一般的な種類は、火事に強い「防火金庫」です。

最近は水害が多発しているためか「防水金庫」にも人気があります。そして、盗難に強い「防盗金庫」は、特別な防御材が使われているため、容易にはこじ開けることができません。また、開錠するための認証システムが多様になってきているのも最近の特徴です。

防火金庫の場合、より細かく性能を選ぶならJIS規格やUL規格による性能表示をチェックしましょう。たとえば、JIS規格では「JIS1時間耐火試験合格品」などがあり、火災に遭った場合、どれぐらいの時間、金庫の中の物を守れるかの目安を表示しています。

また、防盗金庫についても金庫の性能が規格化されており、規格の審査を通った製品には「合格品」と表示されています。この表示を確認することで、防盗性能が信頼できるかどうかの目安と考えてよいでしょう。

重さ

そして、金庫を選ぶときに確認しておきたいのが「重さ」です。一般的には、防火・防水・防盗などの性能が高くなるほど重くなる傾向にあります。また、重ければ重いほど持ち去られるリスクが少なくなることから、あえて重量を増している金庫もあります。

一般的には30Kg前後の重量が多いですが、さらに重量がある金庫の場合、設置場所の耐荷重を上回ることも考えられるので確認が必要です。

金庫の鍵は種類がいろいろ

金庫は、ダイヤル式のイメージが強く、昔ながらのダイヤル式が実際に長い間主流でしたが、最近はデジタル式の金庫も普及してきました。また、ダイヤル式とデジタル式を組み合わせたタイプの金庫も販売されています。金庫の鍵の種類によって、防盗性能や開閉の利便性などが異なるため、主な開錠方式の特徴を解説していきましょう。

ダイヤル式

「ダイヤル式」は古くからあるタイプの金庫です。ただし、現在販売されている金庫はダイヤルだけでは開錠できず、鍵も併用しなければ扉を開けられないものが一般的です。キー(シリンダー)式は、鍵のみで開錠できる金庫です。

テンキー(プッシュ)式

テンキー(プッシュ)式は、暗証番号を押して開ける金庫なのですぐに開錠できる手軽さはありますが、番号を押すところを見られてしまったり、何度も同じ数字を押すとボタンに跡が付いたりするため、セキュリティを考えると暗証番号の変更が欠かせません。

マグネット(マグロック)式

マグネット(マグロック)式は、マグネットキーという特定の磁気パターンを記録した鍵によって開錠する金庫で、鍵の複製が難しいのが特徴です。ICカード式は、専用のカードやICチップを搭載したクレジットカードで開錠を行います。

Felica(非接触のICカード)に対応しているフェイカ対応の携帯電話を鍵として開錠する金庫も販売されています。セキュリティ面でいうと、指紋認証式や指静脈認証式は、鍵が不要な上に他人には開けることができない金庫なので高いセキュリティが期待できますが、値段が高価なのがデメリットになります。

設置場所によるタイプ

据え置き型

設置場所によっても、金庫はいくつかのタイプに分かれます。「据え置き型」は、家庭用の金庫で一般的なタイプであり、任意の場所に置けるので設置場所を選ばず、金庫によっては床に固定させることも可能です。

埋め込み型

「埋め込み型」は壁に埋め込むタイプと床下に埋め込むタイプがあり、設置工事が必要ですが、一見すると金庫があることがわからないように設置することも可能です。 「手提げ金庫」は、持ち運びを前提とした金庫なので防盗性能は高くありませんが、コンパクトで値段が安いというメリットがあります。

コインロッカーのような形状の「ロッカー型」は、扉が複数ある種類が多く、オフィスなどでよく使われているタイプです。

まとめ

金庫を選ぶうえで重要なのは「サイズ」「性能」「開錠方式」です。「保管する物のサイズ」と「何から守りたいのか」によって選ぶ基準が変わってきます。また、開錠方式の違いによる種類の選択は、利便性と防盗性能でメリットとデメリットがありますので非常に重要なポイントです。目的や用途にあった金庫を選びましょう。

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