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カテゴリー:鍵の種類・特徴

MIWA社の鍵交換の方法と、鍵の種類・シェア率について

目次

日本国内で普及している鍵について考えるときに、「美和ロック(MIWA)」を抜きにすることは考えられないでしょう。 この記事では、美和ロック株式会社や美和ロックの鍵について、また美和ロックの開発した鍵の種類やシェア率についても紹介していきます。

MIWA社の鍵とは

MIWA社の鍵

美和ロック株式会社の前身となる軍需会社「美和工業」は、昭和20年に創業されました。

終戦後は「美和産業」に社名変更し除草機用の刃物などの製造を手掛けていましたが、昭和47年には「美和ロック工業」に、平成5年には関連会社3社を合併し「美和ロック株式会社」となりました。

社名の「美和」は、創業者である和氣一郎氏の姓から「和」の字を取り、「美しく和する」という意味を込めて名付けられました。

和氣一郎氏は根っからの職人また技術者であり、終戦間もない昭和25年頃には、すでに複数個のタンブラーを備えたシリンダー錠の原型とも言える錠前を開発していたとのことです。

和氣一郎氏は昭和35年に亡くなりましたが、飽くなき開発意欲や品質への妥協を許さない 姿勢は、現在の美和ロックにもしっかり受け継がれています。

2000年代前半には、美和ロックの鍵を狙ったピッキングが日本全国で増大したことで社会からの批判も受けましたが、その後防犯性能を飛躍的に高めた対策品を次々と開発し、ほどなくしてピッキング被害は落ち着きを見せました。

和氣一郎氏の技術者魂を受け継いで業界の先頭を行く美和ロックは、現在では創業70年を超える老舗となりました。 今では国内に5つの支店と5つの営業所を持ち、アメリカ・シカゴにも営業所を持つ、グローバルな錠前メーカーです。

美和ロック株式会社の鍵は日本だけに留まらず、なんと世界約50カ国でも販売されています。 世界に通用する高品質な鍵を提供している一流メーカーであると言えるでしょう。

MIWA社の鍵の種類は?

玄関ドア

では、美和ロックの代表的な鍵を数種類ピックアップしてご紹介しましょう。

U9シリンダー

2000年代前半、空前のピッキング大流行によっておもに狙われ、ピッキング被害の代名詞となってしまった「ディスクシリンダー」の後継が、このU9シリンダーです。 現在でも、国内で最も多く使用されている鍵でもあります。

U9シリンダーのシリンダー構造は、ロータリーディスクタンブラータイプです。さらに、ウェーブキーなどの耐ピッキング性能の傑出した鍵と同様の機構「サイドバー」方式を取り入れています。

U9自体はごく一般的な鍵の種類であり、本体やスペアキーの価格も大変安価なものです。 しかしそれでも、耐ピッキング性能・耐破壊性能はともに10分以上と、防犯性能も非常に高い基準を実現しています。

JNシリンダー

リバーシブルピンシリンダーという品名がつけられているJNシリンダーは、4段変化の水平ピンが2列11本、2段変化の斜めピンが2列10本の計21本の複雑な組み合わせにより、カギ違いの数は172億通りにもなる防犯性の高いディンプルキーです。

耐ピッキング性能は、CP認定基準の「5分」に対し、10分以上という高性能。 鍵を取り付ける場所に合わせて、耐ピッキング性能は3つのグレードの中から選ぶことができます。

リバーシブルタイプのため上下左右関係なく挿入でき、鍵を持ち替える必要がなくスムーズに操作できます。 また、鍵穴周りはすり鉢のように鍵穴に向けて傾斜が付いており、あたりが暗い時間でも鍵穴にうまく鍵が差さらなくてイライラ・・・ということもありません。

JNシリンダーシリーズには、鍵をなくしたり賃貸物件で入居者が変わったりした場合でも、シリンダー交換をすることなく以前のキーを無効にし、新しいキーでのみ施錠・開錠が可能となるというチェンジキーシステム搭載の「JCシリンダー」というラインナップも用意されています。

LBシリンダー

賃貸住宅専用として開発されたLBシリンダーは、独自に開発した可変機構(PAT)を採用した可変タンブラーを13列13枚配列させ、ピッキングを始めとする不正開錠に非常に強いロッキングバーを上下に2本設定した、高防犯・高機能を実現させたシリンダーです。

すべてのタンブラーが同時に揃わないと開錠できないロッキングバーを上下に配置するということからも防犯性の高さがうかがえますが、さらに溝のついた「アンチピッキングタンブラー」を採用しているため、2重、3重の高い耐ピッキング性能を実現しています。

LBシリンダー内部にはドリル攻撃やホールソー攻撃にも耐えうる高硬度な材質の部品を使用しており、外的な破壊に対する耐性も備えています。 防犯性と耐久性、双方の高い基準をクリアした鍵です。

PRシリンダー

U9シリンダーと同様に、耐磨耗性・耐埃性等の高い耐久性能を誇る鍵です。

PRシリンダーのタンブラーは11列11枚で、メインタンブラーは4段変化、サイドタンブラーは2段変化となります。理論上の鍵違い数は1,000億通りと、天文学的な数値です。

すべてのタンブラーが同時に揃わないと開錠できないロッキングバーに加え、複雑な形状のアンチピッキングタンブラーを使用しており、高い耐ピッキング性能を持っています。 この高い安全性によって、複製キーを作ることが非常に難しい鍵ともなっています。

CP認定基準の2倍、10分以上という耐ピッキング性能に加えて、シリンダー内部の部品は高硬度部品を使用しているため、ドリル攻撃など外的な破壊力に対する高い抵抗力も持ち合わせています。 耐かぎ穴壊し性能は3グレード用意されており、選択する錠前の種類によってグレードは異なることになります。

PRシリンダーは、ただ単に安全で頑丈な鍵なのではありません。 ヨーロッパのデザイナーとコラボレーションして開発された、洗練された気品あるフォルムも大きな特長です。

PR-Jシリンダー

PRシリンダーよりも、さらに使いやすさをプラスしたのがPR-Jシリンダーです。 基本構造や安全性はPRシリンダーと同様ですが、PR-Jシリンダーのキー差込み口には蓄光部品が埋め込まれていて、夜などの明かりがない場合でも差込み口を見つけやすく便利という違いがあります。

PRシリンダーよりも、鍵の大きさが若干大き目であることも差し込みやすさの理由です。 またPR-JシリンダーのUDデザインという鍵には、持ち手部分に黒い樹脂製のキャップが付いており、開け閉めする際に手から滑り落ちにくい工夫がなされているのも嬉しいポイントです。

MIWA社の鍵のシェア率はどれくらい?

MIWAロックの日本でのシェア率は約60%を占めています。 日本で最も多く使われている鍵は美和ロックの鍵、ということになります。 もちろん、錠前だけでなく鍵の製造もシェア率No.1です。

ちなみに、西日本でのシェア率はGOAL社に続いて第2位となっています。

MIWA社の鍵交換の流れ

鍵の交換

では、実際に美和ロックの鍵に交換する作業はどのような手順で行われるのか、一例をご紹介します。 詳細な手順は、取り付ける鍵の機種によって大きく異なる場合があります。

現在の鍵を取り外す

まずは、今付いている古い鍵を外します。 鍵本体に付いているビスをプラスドライバーで外し、屋内・屋外のレバーハンドルまたはドアノブを取り外します。

長座と、シリンダーを外す

ハンドルやドアノブを取り外したら、その下の長座(プレートやケースのような形の部品)を取り外します。 すると、シリンダーがむき出しになるはずです、屋内から、シリンダーを固定しているビスを外してシリンダーを取り外します。

新しい鍵のシリンダーを取り付ける

メーカー名の刻印が上部に来るように気をつけながら、新しいシリンダーをはめ込みます。 先ほど取り外した固定ビスを付け、しっかりと固定します。

長座と、ハンドルをかぶせる

シリンダーが固定できたら長座を元通りにかぶせてビスで固定します。 その後、ハンドルやドアノブを取りつけて作業は終了です。

特殊な鍵でなければ、交換作業は10分程度で終了します。 ちなみに、カギ交換の作業中はドアが閉まらないように注意して下さい。

まとめ

MIWA社の鍵まとめ

美和ロックは、日本国内での鍵のシェア率トップであるだけでなく、世界約50カ国で鍵を販売するグローバルメーカーです。 普及率の広さもあり、一時はピッキング犯に狙われるメーカーとなってしまいましたが、世界に誇れる品質の高さは今なお健在です。

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