合鍵の作製費用は鍵の種類で異なる?合鍵を作成する際の注意点のまとめ

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カテゴリー:鍵の作成

合鍵を作るには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。普段あまり作ることがないだけに、合鍵作成の相場が分からないという人も多いでしょう。

鍵にはいろいろな種類があり、合鍵を作る場合、鍵の種類によって費用が変わってきます。また、施工場所によっても費用に違いが出てくるので、合鍵を作る前の注意点と一緒にしっかりと確認しておくことが大切です。

合鍵の作りやすさや防犯性について

防犯性

シリンダー錠

合鍵の作成に必要な手間は、鍵の種類によって大きく異なります。一般住宅で使用されている鍵を「シリンダー錠」といいます。鍵を差し込む本体部分が円筒(シリンダー)状の形をしている鍵全般のことをいい、シリンダー錠にもいろいろな種類が存在します。

ディスクシリンダー錠

鍵の両側がギザギザになっている鍵を「ディスクシリンダー錠」といいます。1970年代に最先端の技術として爆発的に広がったものの、ピッキングに極めて弱いことが判明してから、安全性が低いことが指摘されています。

ディスクシリンダー錠のタンブラーは穴の空いた皿のような形をしており、ここから「ディスク」という名前が付いています。塵や埃が入ったり、鍵がすり減ったりしても使い続けることができますが、鍵穴に負荷がかかることは避けられないため、劣化を感じたら取り換えることが必要です。

ディスクシリンダー錠は最も簡単に合鍵の作成をすることができ、安価な価格で作ってもらうことができます。合鍵の作成にかかる時間も数分と短いので気軽です。また、ディスクシリンダー錠は元鍵が折れた状態からでも合鍵の作成をすることができます。ただしその場合は追加料金が取られることが多いので、事前に把握しておきましょう。

ピンシリンダー錠

鍵の片方だけがギザギザした形状のものを「ピンシリンダー錠」といいます。住宅以外にも、ロッカーや机の引き出しなどに利用されています。昔に比べると改良されているものの、やはり防犯性が低く、扱いには注意が必要な鍵です。こちらも比較的安い値段で合鍵を作製することができます。鍵屋の技術によって出来上がりに差が出ないことも特徴と言えるでしょう。

ディンプルシリンダー錠

近年主流となりつつあるのが、表面に丸いデコボコがある「ディンプルシリンダー錠」と呼ばれるものです。ディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠よりも複雑な作りになっているため、防犯性が高い特徴があります。鍵に裏表がないものもあります。ただし防犯性の高さ故に合鍵の作成には時間がかかり、費用も高くなります。かかる時間は20分から1時間ほどです。

マグネットタンブラーシリンダー錠

「マグネットタンブラーシリンダー錠」は、鍵の側面にマグネットが埋め込まれた鍵のことです。タンブラーと鍵表面の磁石が全てしっかりと反発し合うことで開錠する仕組みになっています。磁石の配列が1つでも合わないと開けることはできないため、防犯性は極めて高いと言えます。

磁石を使っているため、従来のピッキング方法では開けられないという点も、防犯性の高さに一役買っています。マグネットタンブラーシリンダー錠は複製が難しいため、お店に持って行って合鍵を作ってもらうのではなく、純正の物を取り寄せるという方法になります。金額も比較的高額です。

ロータリーディスクタンブラー錠

「ロータリーディスクタンブラー錠」は、ディスクシリンダー錠の後継として登場した鍵です。極めて高い防犯性を誇っています。かかる時間は3~5分程度で費用も比較的安価ですが、合鍵を作るときは正確にコピーしなければならず、少しの誤差で開かなくなってしまう可能性もあります。

合鍵の作り損じの可能性も高いため、合鍵を作製する際にはあなたが信頼できる鍵屋に依頼しましょう。

合鍵を作製する際の注意点

合い鍵

合鍵は便利ですし、予備に備えておくことは気持ち的に安心だと思います。しかし合鍵を作る際に押さえておかなければならない注意点もあります。

合鍵を作りすぎない

まず大切なのが、必要以上の合鍵を作らないということが大切です。いざというときに備えて合鍵を複数持っておきたい、と考える人も多いのですが、合鍵の数が増えればそれだけ管理が難しくなりますし、紛失や盗難のリスクが上ることになります。

防犯の観点から見ても、合鍵の数は最小限にしておくことが重要です。また、鍵を人目に付かないように扱うことも大切です。

お店や鍵の種類によっては、鍵に記された鍵番号だけで合鍵を作ることができます。セキュリティを高めるために、無造作にポケットに入れたり、財布に付けたりするのは止めましょう。

オリジナル鍵の1本は保管しておく

また、元鍵のうち1本は普段は使わず保管しておくことをおすすめします。元鍵とは鍵交換した際に一番最初に渡される鍵で、複製した合鍵とは違い、メーカー純正のものです。

見るだけでは気づきませんが、鍵は何年も使っていると摩擦などによって少しずつ削れて変形していきます。

元鍵のうち1本は使わず保管しておくことで綺麗な状態でメーカー純正の鍵をキープしておくことができるのです。なぜこのようなことをする必要があるかというと、合鍵から合鍵を作ることができない場合があるからです。

合鍵を作るときは、どのお店に持ち込んだとしても「キーマシン」と呼ばれる機械で金属の板をカットして合鍵を作って行きます。

合鍵に経年劣化が生じていると、合鍵と元鍵の間に誤差が生まれてしまいます。誤差が大きくなると鍵穴や鍵に負担がかかる上、違う鍵と認識されてしまう使えなくなることもあるのです。

最悪の場合、鍵穴の内部が傷付き鍵穴ごと全て取り換えなければならなくなることもあります。

そうなると、かかる費用は更に大きくなってしまいます。こういった事態を避けるため、お店によっては最初から合鍵を元に合鍵を作ることを断っているところもあります。そういう鍵屋では合鍵しか手元にないと作ってもらえないので、その場合は予めお店に問い合わせておきましょう。

合鍵を作れない鍵の種類もある

精度の高い鍵など、合鍵が作れない鍵の種類もあることも覚えておきたいポイントです。例えば、ディンプルシリンダー錠は精度が高いため、専用のキーマシンがないと合鍵を作ることができません。

専用機器がないお店に依頼すると、お店で作ることができずメーカーから取り寄せることになるため、受け取りに日数がかかります。また、鍵の中にはメーカー登録制度を取っているものがあります。

鍵の数をメーカーで管理しているため、持ち主であっても勝手に合鍵を作ることはできません。この場合もメーカーから取り寄せることになります。

セキュリティカード

セキュリティカードが発行されている場合は、それをお店に持って行かないと合鍵は作ってもらえません。

このようにすぐ合鍵を作ってもらえないこともあるので、合鍵の作製はできるだけ日数に余裕を持って行いましょう。普段から自分が使っている鍵の種類を知っておくことも役に立ちます。鍵の扱いと合わせて確認しておきましょう。

まとめ

まとめ

合鍵を作るときは、鍵の種類によって値段やかかる時間が変わってきます。精度の高い鍵ほどお金がかかり、時間も必要になると考えておくといいでしょう。鍵の種類によっては合鍵が作れず、メーカー取り寄せになることもあります。その場合受け取りまでに時間がかかるので注意が必要です。

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