鍵が回らない動かない時に確認すべき5つのこと

カギのトラブルならカギの生活救急車にお任せください

カテゴリー:鍵が回らない

鍵を鍵穴にさしたら、そのまま回せるのが当然だと思っていませんか。しかし、さした鍵が動かないトラブルに見舞われるケースもあります。急いでいるときは、焦って力づくで回そうとするかもしれません。

そうすると鍵が折れてしまうこともあるので、いったん落ち着いて鍵が回らない原因を考えることが大切です。そこで今回は、鍵をさして動かないときに確認すべきことを紹介します。

鍵のひっかかりを確認する

鍵挿入のイメージ

鍵が動かないときは、内部でひっかかっている可能性が高いです。シリンダーの内部に並んでいるピンが、鍵のギザギザ部分に適切でない状態で噛み合うことがあります。そうなると、鍵が内部で固定された状態になり、引いても抜けなくなってしまいます。

この場合は噛み合わせを解消するだけで、鍵は抜けるようになるでしょう。

鍵をまっすぐ引くのではなく、左右に回しながら引いてみてください。そうすることで、不適切な噛み合わせが解消されて、すんなり抜けるケースがあります。それでも動かない場合は、鍵を回すのではなく上下に動かしながら引いてみると良いです。

縦方向の動きによって、噛み合わせが良くなるケースも珍しくありません。どちらの場合も、力を込めすぎないことがポイントです。鍵を引くときに、軌道をわずかに変えるぐらいのつもりで試しましょう。

鍵穴に異物が詰まっている

鍵穴に異物が詰まっていることが原因で鍵が動かなくなるケースもあります。ひとくちに異物といっても、種類はさまざまです。たとえば、いたずらでガムや小石が入れられている場合もあります。

鍵に付着していた埃が、少しずつ内部に溜まった場合もあるでしょう。どの場合も、大切なのは強引に回そうとしないことです。異物を奥に押し込んでしまい、シリンダーを壊すことになりかねません。

エアダスターを使う

異物があると感じたら、エアダスターを使うのがおすすめです。エアダスターとは圧縮された空気を拭き出す道具で、キーボードの掃除などによく使われます。鍵と鍵穴の間にエアダスターの噴出口を当てて使用してみましょう。

掃除機を使う

内部の異物が吹き飛ばされて、鍵が動くようになるかもしれません。また、掃除機のノズルを当てて異物を吸い取る方法も試してみる価値があります。

メンテナスをしたか確認

自分や家族が行った鍵穴のメンテナンスも原因になりやすいです。鍵がさしにくいからと滑りを良くするために潤滑剤を使用したのであれば、特にその可能性が高いと考えられます。

ホームセンターなどで売られている潤滑油は、鍵穴に良くない影響を与えることがあるからです。一時的に症状が改善するケースも見られますが、次第に鍵の動きが悪くなっていく恐れがあります。

鍵穴の内部構造は精密なので、潤滑油は必ず鍵専用のものを使わなければなりません。もし一般的な潤滑油を使用したのであれば、シリンダーが完全に故障する前に洗浄することを検討しましょう。

洗浄には専用のクリーナーが必要ですし、シリンダーに関する知識を持っていない素人には困難です。鍵を抜くことも含めて鍵屋に相談したほうが良いでしょう。

鍵の劣化

摩耗した鍵のイメージ

何年も鍵を使っていると、少しずつ劣化していきます。症状として特に多いのは摩耗とさびです。鍵穴と何度も擦れているうちに摩耗が進みますし、濡れる機会が多いとさびていきます。それらが原因で鍵穴内部の形状にフィットしなくなり、動かなくなることもあるのです。

何年も使っている鍵であれば、どのような状態であったのか思い出してみましょう。摩耗やさびが記憶にあるなら、それが原因の可能性も少なくありません。鍵だけでなくシリンダーの劣化が原因の場合もあるでしょう。

どちらにしても強引に引き抜くとシリンダーにダメージを与えることになります。もし抜けたとしても、劣化したままだとまた動かなくなる可能性が高いです。これらを考慮すると、鍵開けや修理をまとめて鍵屋に任せるのが得策です。劣化がひどいと判断された場合は、修理ではなく交換になるでしょう。

純正キー?合鍵?どちらかチェック

鍵が動かない場合、それが合鍵でないか確認してみてください。純正の鍵の場合は、メーカーの刻印などがあるはずです。合鍵のなかには、あまり質が良くないものも存在します。そのような合鍵を使っていることが、動かなくなった原因かもしれません。

純正の鍵と全く同じ形状に見える合鍵でも、実際には微妙な差があるケースがあります。たまに使う程度であれば大きな影響はありませんが、抜き差しを毎日繰り返すとなると話は別です。

シリンダーの内部のパーツを傷つけることなり、鍵が動かなくなるような事態にもなりかねません。さしたのが合鍵であるなら、その可能性も疑ってみてください。やはり強引に動かすのは良くないので、少し動かしてみて抜けなければ鍵屋を呼びましょう。

合鍵の品質やシリンダーの状態を素人が判断するのは難しいので、その機会にチェックもお願いするのが望ましいです。

まとめ

分解された鍵のイメージ

鍵が動かなかったときは気が動転してしまいますが、必ずどこかに原因があります。紹介した5つのことを確認すれば、自力で解決できるか、鍵屋に相談が必要か判断することができます。トラブルが起きたときこそ落ち着いて、対処方法を考えることが重要です。

カギのトラブルならカギの生活救急車にお任せください